つくりて一覧

三里浜オリーブ生産組合
福井県福井市白方町13-9

福井市北部の三里浜砂丘地にオリーブ農園「三里浜オリーブカルメリーナ」を持つ「三里浜オリーブ生産組合」。
2017年に東京農業大学教授のアドバイスによりスタートした、防風林としてのオリーブの植樹。2018年には33名の地元有志が集まり、生産組合を発足させた。3年目となる2020年、初めての収穫を迎え、京都府宮津市の専門業者に搾油を依頼。2021年、初めて福井市内で搾油に成功しました。
今後は、総合施設の建設を構想。搾油見学や売店での加工品販売、近隣で収穫させた作物を提供するレストランなどをオープンさせたいと考えています。オリーブだけでなく辺り一帯で作物栽培がおこなわれている立地を活かし、収穫体験や加工品づくり体験など農業体験ツアーを開催し、地域活性化に繋げることが目標。

ふくいヒトモノデザイン
福井県福井市順化1丁目1番1号 福井銀行本店ビル内

2022年に立ち上がった「ふくいヒトモノデザイン」は、生産者の思いを大切に、福井の魅力ある素材や商品を全国に発信することを目指す地域商社です。「福井の隠れた逸品を発掘し、お客様に手に取ってもらいやすいように付加価値を付け、ブラッシュアップするお手伝いを行っています。当たり前すぎて地元の人たちが気づけていない福井の魅力を、自信を持って発信していきます」と担当の林さんは話します。2024年の北陸新幹線の開業、2026年の中部縦貫自動車道の開通に向けて、地域経済の活性化の一翼を担っています。

越前かに成前
福井市順化1-14-15

各界の名士が足繁く通う老舗寿司店として、県内外のお客さまから長く愛されている『寿し吉田』の三代目。初代の職人技、二代目の心遣いを引き継いだ三代目は越前かにへの想いが特に強く、「かにの味を知らない人にもっと伝えたい!おいしいかにを味わってもらいたい」と、2010年に『越前かに 成前』をオープンさせました。「かにが愛おしい」と、かに愛が溢れる田畑さん。「夢は、時計のロレックスのように越前がにを全世界の人が知るブランドへと成長させること」と、昼はかに屋の初代店主として夜は寿司屋の三代目として福井の魅力、越前かにのおいしさを発信しています。

株式会社巨勢
株式会社巨勢
福井県福井市殿下町45-7

30年間実直に木と向き合い、山主を訪ね歩いて培った目利きで自慢の薪を販売。薪の製造から販売まで、スタッフ全員が木に対する知識、ノウハウを持ちそろえた木のスペシャリスト軍団です。木材業者のみが保有する資格により競りにも参加。木の産地から流通までしっかりと管理し、安全安心の薪を出品しています。

また、カーボンニュートラルの考えから、森の維持のためにも必要な間伐材を積極的に使うなど環境にも優しい薪づくりに取り組んでいます。

薪のほかに、エクステリア事業、インテリア・ディスプレイ事業と幅広く木に関する事業を行っています。

栄太楼
福井県福井市二の宮4丁目4-5

創業大正13年の老舗和菓子店。上生菓子の製造・販売から始まり、福井市の茶屋街では宴会を待つ前にいただけるおいしいお菓子として「栄太楼」は名が知られていました。現在は三代目の幸誠さんと四代目が、羽二重餅の関連商品や季節ごとの上生菓子、各種和菓子などを開発・製造。普段づかいや贈答品のほか、冠婚葬祭やお茶席などに幅広く使われています。

ふくいヒトモノデザイン(三里浜)
福井県福井市順化1丁目1番1号 福井銀行本店ビル内

2022年に立ち上がった「ふくいヒトモノデザイン」は、生産者の思いを大切に、福井の魅力ある素材や商品を全国に発信することを目指す地域商社です。「福井の隠れた逸品を発掘し、お客様に手に取ってもらいやすいように付加価値を付け、ブラッシュアップするお手伝いを行っています。当たり前すぎて地元の人たちが気づけていない福井の魅力を、自信を持って発信していきます」と担当の林さんは話します。2024年の北陸新幹線の開業、2026年の中部縦貫自動車道の開通に向けて、地域経済の活性化の一翼を担っています。

杵と臼代表岩佐武彦
杵と臼
福井県福井市上東郷町22-7

異色の農家とでも呼ぶべきか、岩佐さんは「農業は趣味」と笑顔で言い切ります。父親の手伝いで農業をしているときは、正直なところ嫌々していたそう。跡を継ぐと決め本格的に向き合った頃から農業のおもしろさに目覚め、「知人に自分で作った米や餅を褒めてもらうと嬉しくて」、もっといろんな人に米や餅を食べてもらいたいと岩佐さんは、空き家になった古民家を譲り受け新たな試みを始めました。

ここを舞台にあふれる好奇心で2020年、餅をメインにした古民家カフェ「杵と臼」をオープン。餅つき体験、つきたて餅の食べ放題、ランチ提供、農業体験などを行うほか、一日一組限定で古民家を一棟貸しする農家民泊もスタートさせ、県内外の人に喜ばれています。

ガトーケイイチ
福井県福井市木田2-1611

高専の専攻科まで進み、卒業後は金融系ソフトウェアの開発のSEとして勤めた異色の経験を持つ和田シェフ。28歳で洋菓子の世界に飛び込み、トシ・ヨロイヅカなど東京の有名洋菓子店で修業を積んで、2011年に福井市に「ガトーケイイチ」をオープンしました。洗練された数々のスイーツであっという間に人気店となり、このカオカをはじめ丸ごと桃を使ったケーキ、焼き立てフィナンシェなど、流行の先端を走りながら、自らの手と舌で唯一無二のレシピを作り出しています。

青木蘭麝堂
福井県福井市脇三ケ町25-19

旧跡が数多く残る東郷地区。青木家も戦国時代から続く旧家としてこの地に根付いています。蘭麝酒が霊酒と呼ばれる由縁について、邦夫さんは「健康になってほしいという私たちつくり手の思い、健康でありたいと期待して飲んでくださる人の思いが積み重なり、そう呼ばれるようになったのではないでしょうか」と語ります。愛飲者の声が日々の励み。品質を保ちながら次世代へ製法をつなぐため、人の絆を大切に酒造りを続けています。

株式会社カワグチの宮腰貴之さん
株式会社カワグチ
福井県福井市栂野町21-6-1

創業は1933(昭和8)年。現在は福井市のショッピングセンターなどに4店の実店舗を展開し、精肉や総菜を販売するほか、飲食店や学校給食などへの業務卸も行っています。インターネットショップは自社ECサイトやネットモールに出店し、楽天市場では月間MVP(2019年12月度)を受賞するなど全国にファンを広げ、若狭牛入り総菜のベースとなった通常商品は「楽天グルメ大賞」「日本コロッケ協会グランプリ金賞」など数々のアワードを受賞しています。

また若狭牛の取り扱いでは「若狭牛多頭購買賞」を何度も受賞するなど、県内トップクラスの実績。一頭買いで高品質な食肉を仕入れ、取引先のレストランや肉料理店、焼肉店などからの厳しい要求に応えています。

カガセイフン
福井県福井市高木中央1-304

カガセイフンは、明治10年創業。そば粉製造で140年の実績があります。福井県産在来種そばの良さを引き出す石臼挽きにこだわり、30台以上の小和清水の石臼(福井市産出)を保有。5代目の龍夫さん(現会長)が石臼の目立てなどのメンテナンスをして、今では製造できない貴重な石臼を守っています。現在の代表取締役社長を務める6代目健太郎さんは、WEBなどを通した福井県産そば粉のPRにも熱心に取り組んでいます。県外の有名そば店からの信頼も厚く、その店に合ったオリジナルのそば粉の開発にも携わっています。

やなぎ町
福井市順化2-12-12

創業約50年の老舗料亭「やなぎ町」は確かな味とサービスに定評があり、越前がに専門店としても知られています。伝統的な日本料理に現代のエッセンスを加えた上質な料理を提供し、宴会、接待、そして観光の際の食事処としても人気。グループ店として他に「柳庵」「柳月亭」(ともに福井市)があり、いずれも地産地消を掲げ、福井の食材を熟練の技で仕上げています。懐石弁当や若狭牛弁当などの弁当も、さまざまな集まりで重宝されています。

山下水産/さくだ屋の山下一信さん
美味食卓さくだ屋(山下水産)
福井県福井市大和田1丁目101番地 福井市中央卸売市場内

昭和34年創業の老舗水産加工会社「山下水産」。親子三代にわたって干物の製造販売をメインに魚屋を営んできました。「さくだ屋」は、現在卸業を主力とする同社が、一般の人向けに設立した小売部門。名前は創業当時の屋号を当てています。

福井中央卸売市場にアンテナショップを構え、インターネットでの販売も手掛けています。干物専門店として時代のニーズに合わせた商品開発に取り組むと共に、おいしさと健康に配慮し、昔ながらの手作業へのこだわりをつらぬいています。

肉のいまむら
福井市西来田1丁目17番1号

1874(明治7)年に創業し、戦前から約150年にわたってのれんを掲げる、福井市内では最も古い精肉店です。戦後には肉食の人気の広がりを受けて、「品質第一」と「お客様本位に奉仕」を基本に良質な牛肉や豚肉の販売に努めてきました。現在は本店、西武福井店内、福井市中央卸売市場の3店舗を展開。「地元のブランド牛の良さを伝えたい」と、牛肉は長年にわたって若狭牛を中心に取り扱い、若狭牛を看板料理とする県内の多くのレストランや焼肉店へも多く納入しています。

企業組合新ちゃんみそ
福井県福井市清水山町10-60

「企業組合 新ちゃんみそ」がある福井市清水町の新保地区は戸数17戸の小さな地区で、住人すべてが「三上さん」。地区の女性が集い、農家の婦人グループとしてスタートしました。昭和55年から地元の大豆と米でみそづくりを始めて以降、さまざまな賞を受賞。平成14年には福井県が地域の原材料を使った加工食品を対象に認定する「厳選ふくいの味」に、「新ちゃんみそ」が選ばれました。

しゃぶしゃぶ万両
福井県福井市西開発1丁目2404

明治時代から食べられてきた若狭牛がもっと多くの人に食べてもらいたいと願う“若狭牛伝道師”。「全国のお客様が今頃、若狭牛を食べてくれているのかな」と想像を巡らせるのが幸せという玉松さんは、昭和47年創業のしゃぶしゃぶ専門店「万両」の店主。夫婦で営む店は長年、多くのお客様に愛されています。

先代より受け継ぐ「冷凍肉は一切使わない」、「真空状態で発送する」といったポリシーを貫きながらも、さらにおいしい若狭牛を全国に発信したいと信頼できるルートを開拓し仕入れを行っています。

田嶋酒造
福井市桃園1-3-10

7代目で杜氏の雄二郎さんは、東京農大で日本酒を学んで2011年に帰福。福千歳の定番の味を守りながらも、バリエーションを増やすことに貢献してきました。ユニークなネーミングやラベルは、味わいに合わせて雄二郎さんが考案したもの。2023年も3種類の新しい味わいを発表する予定で「小回りがきく酒蔵のはずが、アイデアに作業が追いつかないんです」と笑います。7月には社長になり、さらなる個性的な味わいを目指していくそうです。

ソボクニシフォン
福井県福井市新田塚2丁目24-10 テラスハウスS 2号室 ソボクニシフォン

2023年、福井市内に十割そば粉で作るテイクアウトのシフォンケーキ専門店「ソボクニシフォン」をオープン。体にやさしい素材を厳選し、常に出来たてのおいしさを提供する。店名の「ソボクニ」は、「祖母」と「僕」を組み合わせたネーミングで、体に良いおやつを、年配の方からお子様にまで食べてもらいたいという思いが込められています。願い通り、毎日幅広い年齢のお客が「素朴なおやつ」を求めて店を訪れています。

ジェラートトリノ
福井県福井市福新町1302

2005年、「ジェラートトリノ」の開店以降、店長としてジェラートの商品開発や販売を行ってきた森國晶子さん。2013年の第1回ジェラートマエストロコンテスト優勝を皮切りに、2018年ジェラート世界大会部門9位、ジェラート日本選手権優勝など輝かしい経歴を持つスペシャリストです。日本一のジェラート職人と呼ぶにふさわしい確かな技術と味覚、独創的なアイデアで、今ではコンテストの審査員を務めるほど。

「父の牧場の生乳の美味しさを伝えたい」という思いで、森國牧場の生乳の味を大切にジェラート作りしているそう。フレーバーに地元の新鮮なフルーツや野菜をふんだんに盛り込んだ地産地消のジェラートは好評です。コラボ商品を手掛ける機会も多い森國さんは、ふくいの味覚をジェラートを通して発信し続けます。2022年には福井に受け継がれる発酵食品とのコラボした「ふくい発酵ジェラート」を開発しました。

越の磯
福井市大宮5-8-25

1909(明治42)年に旧越廼村で創業した酒蔵で、1959(昭和34)年に福井市内に移転。2006(平成18)年に越廼村は福井市に編入されて消滅しますが、「名前を残したい」との思いを主力銘柄「越廼磯」に込めています。1998(平成10)年からはクラフトビールの醸造に取り組み、「越前福井麦酒」という人気銘柄が育っています。越の磯が造る日本酒は、福井県内はもちろん、県外にもファンが多く、特に関東地方でよく飲まれています。海外にも出荷されており、出荷量は県内、県外、海外がほぼ同じ比率です。

Voyage Blue
福井県福井市和田中1丁目327

「ティータイムでほっと一息つきながら、お菓子を通して世界に思いを馳せてもらう」をコンセプトに、お菓子にまつわる歴史やストーリーを取り入れたスイーツを手掛ける「Voyage Blue」の岩崎さん。日本ではあまり知られていない世界の郷土菓子を、日本人の口に合うようにアレンジして紹介しています。福井市の「丹生膳野菜」などで販売しているほか、「福井ふるさと茶屋 杵と臼」で月1、2回ほど販売会を実施。「食べると、もうひと頑張りしようという気持ちになれる」というファンの声に支えられています。

五目亭
福井県福井市中央1-3-3

県内に3店舗を展開する「五目亭」。満腹になるだけでなく食べて元気になってもらいたいというコンセプトで「かたいけの」をはじめ、健康に寄り添ったメニュー展開をしています。動物性食材を全く使用しない「ヴィーガンらーめん」を提供したり、サービスで出すお茶までノンカフェインのルイボスティーというこだわりよう。また、店内には体にやさしい食べる順番まで掲示して健康的な食べ方を呼び掛けています。

ここ数年、「一回の食事を大切にしている人が増えたことを感じている」という五十嵐さん。体にいいものが求められる今、五目亭のコンセプトが注目されています。

毛利酒造
福井市東郷二ケ町36-29

毛利酒造は1938(昭和13)年、『天田屋』という屋号で営んでいた酒蔵を先々代が継承して創業。3代目蔵元の毛利徹郎さんは代表銘柄「紗利」や「毛利」を生み出しました。「紗利」は梵語で「米」を意味し、寿司飯の呼び名である「舎利(しゃり)」の語源とも。その名が表すように米の旨味とまろやかな酸味が特徴で、関東を中心とした全国の寿司店や和食店で親しまれています。また、「毛利」は福井県産の酒米のみで醸す酒で、「さかほまれ」を使った純米大吟醸は4代目で杜氏の圭佑さんが海外市場を意識してモダンなラベルデザインに仕上げました。今や世界中で人気の寿司や和食に良く合う毛利酒造の酒は、東南アジアを中心に海外への出荷も増えています。

funproducts コンパス
福井市本堂町33-4-12

塚﨑修商店は「美しく、早く、正確に。」をモットーに、1983年創業以来、お客様に環境にやさしい高品質な住宅用建築資材を届けてきた信頼のプロ集団です。
40年間培ってきた木材の知識や加工技術のノウハウから、商品は加工から検品・梱包、配達まで一貫して対応しているので、高品質な商品が早く正確に届きます。近年では、住宅資材以外にも新商品を共同制作するなど、挑戦を続けています。
バルーンアート世界大会3位入賞という経歴も持つ岡本さんは、バルーンショップコンパスの代表。
「バルーンクラッカー」や100円ショップの人気商品「シャボン玉専用 液がこぼれない容器」など数々の特許取得商品を生み出し、テレビやニュースでも取り上げられたことのある発明家です。
木材を扱うプロだからこそ実現できる技術で、発明家の斬新なアイデアが形になりました。

清斗農園 清水慎介さん、江梨華さん
清斗農園
福井県福井市中新田町3-55

清斗農園の慎介さんの家は代々農家を営んでいて、米農家に卸す苗の元となる種もみを作る傍ら、野菜栽培も手掛けています。8棟のビニールハウスのうち4棟でトマトを栽培し、残りの6棟ではさまざまな野菜を栽培しています。ラインナップはおなじみの人参、きゅうりの他、福井の新ブランド「金福すいか」などもあります。

江梨華さんは海のそばの丹生郡越前町の出身で「野菜のことはさっぱり」だったそう。しかし県の施設で1年間農業を学んでからは、野菜作りに夢中になり「どうせなら、人が作っていないものを」とトマトの多品種栽培のほか、ひと味違う野菜作りに夫婦一緒に取り組んでいます。

美川酒造場
福井市小稲津町36-15

美川酒造場の6代目で杜氏の美川さんは、大学卒業後、蔵を継ぐことを決意。当時、舞美人を醸していた杜氏から新潟流の酒造りを教わりました。伝統の舞美人の味と造りをかたくなに守る一方で、新たな取り組みにも積極的です。「クラシカルな酒造りも行いますが、若い人が飲みたくなるライトな酒も造ってみたいですね。蔵の見学や、泊まり込みで仕込み体験など、酒造りに興味を持ってもらえる酒蔵でありたいです」。米も水も豊富な福井は、まさに酒どころだと美川さん。「福井の恵みで造る酒は、地酒と呼ぶにふさわしいです。日々、誇りをもって取り組んでいます」。

高井屋 高井 信幸さん
株式会社髙井屋
福井県福井市松本3-21-1

昭和4年創業の株式会社髙井屋。福井県内では高級フルーツをはじめ、冠婚葬祭用の盛篭や果実の加工品など幅広く手掛けてきました。

平成19年には本格的なスイーツ事業に参入。スイーツ激戦区の福井県鯖江市に『スローベリィ』を開き人気ケーキ店に。令和2年にはJR福井駅構内に、フルーツケーキサンドの専門店『スローベリィ プリズム福井店』をオープンし、コロナ禍の中でも客足の絶えない繁盛店となっています。

舟木酒造合資会社
福井市大和田町46-3-1

1866年創業の老舗の酒蔵で、現当主は5代目の舟木 脩さん、息子の6代目の舟木 崇さんが後継者です。1962年に始まった「北の庄」は、杜氏の野尻和徳さんが追求する「お食事と楽しめる、美味い食中酒」造りによって、蔵を代表するブランドに成長しました。先代から続く「若鹿」のカップ酒にはバンビのイラストがあしらわれ、世代や性別を問わず人気です。1997年から新たなブランド「富成喜」もスタートしました。舟木さんたちは、150年以上続く蔵の伝統を守りながら、時代に合わせた酒造りに取り組んでいます。

山奥チョコレート日和 岡田 直也さん
山奥チョコレート日和
福井県福井市山奥町58-85-1

カカオ豆からチョコレートを製造する「Bean to Bar(ビーントゥバー)」に福井でいち早く取り組んだ山奥チョコレート日和(ひより)は、福井の有名な老舗菓子店・森八大名閣の姉妹店です。和菓子の「森八大名閣」、洋菓子の「オルロージュ」、そしてチョコレート専門店の「日和」と、グループでさまざまなジャンルをカバー。

お菓子を通してお客様と従業員が共に感動と喜びを分かち合いたいという理念のもと、素材や製法、トレンド、そして福井という土地にもこだわりながら常に挑戦を続けています。

伊藤酒造
福井市江上町44-65

福井県産の米と酵母にこだわり、小仕込みの丹念な造りで、搾りは昔ながらの木槽で行なっています。杜氏の康晴さんはにこやかで気さくな性格で、酒造りのピーク時も蔵からはスタッフの朗らかな笑い声が聞こえてくるほど現場はアットホームです。その中で生み出されるシャープな純米吟醸、フルーティで濃厚な純米吟醸はどれも個性際立つ味わい。着実に県内外に知名度を上げつつある「越の鷹」は今後の注目株です。

宇都宮正二商店 宇都宮 勝さん
株式会社宇都宮正二商店
福井県福井市問屋町1-51

昭和13年、福井市で昆布製品の小売りから始まり、問屋としてスーパー等への卸として、塩干品や乾物、加工食品などを幅広く扱ってきた宇都宮正二商店。食文化の伝統を守り、発展に貢献することを理念に、昭和、平成、令和と福井の食卓を支えてきました。

近年はチルド食品に注力し、さらに餃子の製造部を併設。自社で製造を手掛けることで、消費者の嗜好に合った製品を届けると共に、特産品を使った受注生産(OEM)も行っています。

吉田金右衛門商店
福井市佐野町21-81

代々地主だった吉田金右衛門商店は、明治期に政府から酒造免許を受け、余剰米で酒造りを始めました。元々酒造りに興味があった10代目の吉田和正さんは熱心に勉強を続け、20代後半に蔵へ戻り酒造りに携わってきました。純米酒づくりに舵を切ったのは、20年以上前のこと。現在の純米酒ブームが起きる前から、時代を見据えた酒造りを行ってきました「余分なことはせず、ナチュラルに酒を造っています。毎年米の出来が違うように、同じ蔵でつくられた酒も、毎年少しずつ味わいが異なります。その違いを楽しんでもらえたら嬉しいです」。

松岡軒 淡島 律子さん
松岡軒
福井県福井市中央3-5-19

創業明治30年の老舗菓子店で、明治38年に羽二重餅を発売した元祖。当時「羽二重」といわれた絹織物の風合いをお菓子で再現した羽二重餅は、またたく間に福井県を代表する銘菓になりました。松岡軒は最初に羽二重餅を世に送り出した店として、創業からの味を守り続けています。

また、特製カンナを使って手作業で削るかき氷も名物で、そのトッピングにも羽二重餅が使われています。吟味した材料から作り上げる「あん」を使ったどら焼きや最中、水ようかんや、カステラといった昔ながらの和菓子にも定評です。

西岡河村酒造
福井市甑谷町1-1

良質な水、地元で採れた米、豊かな自然環境が育む酒こそ、本当の地酒。静かな谷間に佇む酒蔵の季節感を、酒とともにお届けしたいと心掛け、西岡河村酒造は酒造りに取り組んでいます。自然の恵みたっぷりの『うれしい』『たのしい』『おいしい』商品を通して、豊かな食生活を応援するほか、自然環境に配慮した安全・安心の食文化の発展に寄与したいと考えています。

ふくいさんロゴ
ふくいさん運営事務局
Fumidasu
福井市経田1-707

「FOOD(食)を生み出す」フードビジネスカンパニーが社名の由来と聞いて納得。数々の飲食店のプロデュースや商品開発に携わってきた宮守さんは、中毒になるほどおいしいパスタ専門店「そんなパスタが食べたくて」や、もうけ度外視のジビエ専門店「どがいし」をはじめ、ユニークかつ斬新な試みが注目を集めています。コロナ禍で飲食業界が沈む中、テイクアウトの商品開発にも注力。敏感なアンテナに引っかかったアイデアをフットワークの軽さで日々「形」に近づけています。福井の飲食業界の革命児に今後も注目が高まります。

ENZANS(エンザンズ)
福井県福井市北今泉町7-12 円山公民館内

福井市円山地区は、振興住宅地と水田が共存するエリア。「円山地区を大きな食卓に見立て、町の人と農家が一緒にお米を育てて食べる‟農のある生活“を広げていきたい。知恵と経験を持ちより、地域の人々の生きがいづくりに一役買えていけたら」とENZANSの皆さんは意欲的です。今後は、地区内の耕作放棄地をコミュニティファームとして活用して野菜を育てることも計画中です。

えがわ
福井市照手3丁目6番14号

昭和12年創業。25年には、人気の水羊かん専門店としての製造、販売に着手する。その後、全国菓子大博覧会において内閣総理大臣賞や名誉総裁賞などを受賞。平成2年には水羊かん専用の製造工場が完成する。福井県において抜群の知名度を誇り、現在は三代目が水羊かんを大きな軸として水かんてんや焼きドーナツ、江川マークが入った保冷バッグの制作などニーズに合った商品開発も進めています。また、新海誠監督の映画「すずめの戸締まり」が行った、全都道府県から47企業がタイアップするという企画に福井県代表として参加しました。

越前みやまそば元気の会
越前みやまそば元気の会
福井県福井市獺ヶ口町24-2-1

福井市美山地区には福井県を代表する「美山南宮地在来」という在来そばの品種があり、昔から多くの家庭で手打ちそばが作られてきました。また、おろしそばにぴったりな辛みの強い「美山ねずみ大根」や、最高のそば粉を挽ける「美山小和清水の石臼」もあることから、美山からそばの振興と普及を図りまちづくりにも活かそうと、2004年に会が発足。

そば大学の開講、学校や各団体での体験指導、全日本素人そば打ち名人大会への協力などをしています。そば打ち体験と県産そばが味わえる人気スポットだった、みやま長寿そば道場「ごっつおさん亭」の指定管理者を務めてきましたが、施設はコロナ禍により2020年6月末で休業。

安田蒲鉾
福井県福井市高柳1-2512

かまぼこの発祥の地ともいわれる福井県敦賀市。安田蒲鉾はその地で、江戸時代の1807(文化4)年に創業しました。その後は200年以上、自然の恵みに感謝する気持ちを忘れず、よい材料を厳選し、おいしく食べてもらえる商品づくりを一貫して続けてきました。また、戦時中には缶詰のかまぼこを開発するなど新しい製品へのチャレンジを続けるとともに、福井県版HACCPを取得するなど衛生管理体制も常にアップデートしています。現在は福井市に本社が移転。併設の「かまぼこ道場」では「蒲の穂」を手づくりし、焼きたてを味わえます。

三玄
福井市大宮6丁目17-24

福井市内で創作フレンチの店を経営していた時に「脚は寿司屋などで使われるが、カニ味噌はなかなか利用してもらえない」と漁業関係者から紅ズワイガニを知ったという角谷さん。さらに紅ズワイガニの漁を操業しているのは「大喜丸」だけと知り、その希少性も商品にしたいと開発をひらめきました。

「新しい福井の特産品を作ろう」と県の助成金を活用しながら研究、平成24年からインターネットを通じて販売を開始しています。「最初は全くの無名で、全国のコンテストに出てさまざまな賞をいただくうちにマスコミで取り上げられるようになり、リピーターも増えました」。いつでもカニの濃厚な味を楽しめるので、ギフトにも最適です。

あみだそば
福井県福井市中央1-2-1 ハピリン1F

1997年創業。雄二さんが趣味で始めたそば打ち。周囲の人々にふるまううちに営業を勧められ開業。最初はイベントなどへ出向く出張営業で、つけた名前が「遊歩庵」。その後越前市に店を構え、「あみだそば」はお世話になったそば好きのお坊様の命名です。
2009年福井駅前に移転し、2016年に「福の井店」をオープン。「福の井」は県名「福井」の由来と伝わる井戸の名前です。店主を務める耕己さんは別の仕事をしながら「遊歩庵」を手伝っていましたが、開店を機に転身。「父と母の姿を見ているうちに店を継ぎたいという気持ちになりました。若いお客さんも増え、おろしそばという福井の名物をさらに広めたいと思います」。

岩尾醤油醸造元
福井県福井市糸崎町1-3

「ヂガミイワ醤油」の名で親しまれている、明治7年創業の岩尾醤油醸造元。越前海岸で漁業を営んでいた初代が、安定的な生業を求めて醸造業を始めたことがきっかけです。港町に生まれ魚を知り尽くした初代が編み出した製法で作る醤油は、特に魚の幸のおいしさを引き出してくれるのが特長。一般のご家庭だけでなく、地元の料理店や民宿でも長く愛用されてきました。
予約制で醤油蔵の見学や醤油搾りの体験も受け付けています。身近でありながらあまり知られていない醤油の製法を、実際に目で見て学べます。醤油搾り体験では、ご自身で絞った醤油をボトルに詰め、手描きのマイラベルを貼り付けて完成。世界に一つしかない醤油を持ち帰れます。

株式会社WELLAOSSA(ウェルアオッサ)
福井県福井市手寄1-4-1AOSSA3階

2007年設立。福井駅東口の「AOSSA」3階のバンケットルームを運営し、各種パーティーの宴会料理、式典などのお弁当を提供しています。
社長の山口末雄さんは20年程前から家庭菜園を手掛け、余った野菜を「ウェルアオッサ」の料理に使用。一部販売も行い、無農薬(※)・有機肥料にこだわった野菜は味がよいと好評でした。
父・末雄さんの姿を見ながら育ったのが2018年に入社した貴稚さん。循環型農業について学び、2020年に始まったコロナ禍を機に、末雄さんとともに、野菜の栽培と販売を展開。健康野菜として知られるヤーコン、味に定評があるじゃがいも「インカのめざめ」といった福井では珍しい作物の栽培にも注力しています。
※栽培期間中農薬不使用

内田農園
福井県福井市神当部町17-7

福井市の山間部にある美山、上味見地区で幼少のころから田植えや稲刈りを手伝い、先代の跡を継いで15年。「楽農」の精神で、“ラクではないけれど楽しい農業”をモットーに米作りに励んでいます。
農業を続ける中で残留農薬への不安、より安心して美味しい上味見の米を食べてもらいたいと感じ、ピロール米栽培を開始。今では、「福井県特別栽培農産物認証マーク」と「ピロール米認定マーク」を付ける自慢のお米を販売し、全国各地から注文が入ります。土蔵の低温貯蔵庫の中で12℃に低温管理された玄米を注文毎に精米し発送。リピーターも増え、ピロール米の輪が広がっています。

株式会社越前水産(大和田工場)
福井市大和田1丁目101中央卸売市場内卸売棟

越前がになどの新鮮な魚介類、鯖のへしこ、干物等、海産物の加工、卸、販売。米飯類(焼き鯖寿しや各種寿し類)の製造、卸、販売を行う「株式会社 越前水産」。本社があるのは、こしの海水浴場のすぐ近く福井市越廼地区。越前がにをはじめ、目の前の越前海岸で水揚げされた最高級の魚介類や、徹底した衛生管理のもとで経験豊富なスタッフの手によって生まれた加工品を全国に届けています。
また、福井の旬の味を県内外の方に最もおいしい形で食べてもらえるように、福井駅前に日本料理店「らでん」を開店。さらに、旬の鮮魚がメインの惣菜屋「toto base(トトベース)」ではお弁当や総菜を販売し、地元の方に喜ばれています。

有限会社エッチジェイケイ
福井県福井市野波町37-12

会社名は羽生水田(H)受託(J)組合(K)の頭文字。1989年に発足し、福井市美山地区全域で約70haの水田の耕作を請け負って米作りをしています。また、福井県のソバの代表的在来種の一つ「南宮地在来」も作っています。
中山間地の美山地区は、水田のミネラルが豊かで、清らかな雪解け水にも恵まれていて、味のよい米が収穫できる場所です。その美山の中でも、会社の地元の羽生地区で栽培しているのが自社商品の「雪と蛍の米(まい)」。
冬には雪が降り積もり、夏には蛍が舞う水田で、たっぷりと手間をかけた米は、都市部の百貨店や高級スーパーでも好評を得ています。社員には10歳代から40歳代の若手も多く、意欲と責任感を持って米作りに励んでいます。

おいで康
福井県福井市堀ノ宮1丁目325

オリンピックイヤーの2021年に30周年を迎える居酒屋「おいで康」の店主。20代で店を構えて以来、海の幸をメインに福井の美味しい食材を使った料理をお客様にふるまってきました。鯖のなれずしを店のメニューとして作り始めたのをきっかけに一品ずつ販売商品が増えていき、近年では百貨店の催事に出店することも増えていて、ますます福井のうまいもん発信に力が入ります。
嶋崎さんが伝えたいのは、「福井の食材が持つ、素材そのものの味」。カギとなるのは、“新鮮さ”です。長年の付き合いで漁港から新鮮な魚介を直接仕入れることができるのも、その情熱とフレンドリーな人柄のおかげです。

株式会社大麦倶楽部
福井県福井市殿下町46-4-1

福井県の六条大麦は、生産高全国一(令和元年の国内シェア27%)を誇ります。以前は県内に加工施設がないためすべて県外に送られ、他の産地のものと一緒に製品化され、「福井」の名前が出ることはありませんでした。
この六条大麦を活かし、多くの人の健康に貢献できる製品を開発していきたい。さらに福井の知名度をアップし、情報発信基地としたいという思いから、平成22年に「福井大麦倶楽部」を創設。令和2年には法人化に伴い、社名を「株式会社大麦倶楽部」に変更しました。
安心安全な食材を提供し、福井から食文化を発信。さらに大麦を通して環境問題を考え、SDGsにも取り組んでいます。

きのこの山岸
福井県福井市皿谷町30-6

福井市の美山地区できくらげを栽培する山岸愛子さんは、元プロボクサーという、農家としては異色の経歴の持ち主です。
低カロリーかつ健康維持に必要な栄養をもつきくらげは、スポーツ選手やダイエット中の人にも人気の高い食材。愛子さんのきくらげは、その価値を体感で知り尽くした元プロボクサーならではの“きくらげ愛”で育てられていると言えます。安全安心かつ食味の良い商品づくりや、全国への情報発信に情熱を注ぐ愛子さん。きくらげ栽培というリングに上り、毎日が新たな挑戦に向かうボクサーのようなイメージが浮かびます。

九頭龍工房(ケー・エスエス・プランニング(有))
福井県福井市若栄町1236

九頭龍工房は、全日本そば打ち名人大会の第五代名人、安久義二さんのそば打ち工房です。  1995年の設立以来、最高の素材を卓越した技術で打ち上げた越前そばを全国に販売するとともに、そば道場として多くの打ち手を育成。弟子には多くの料理人も名を連ね、後の名人も輩出しています。
安久さんは会社員時代の95年にそば打ちを始め、2000年に名人に。   現在は特定非営利活動法人越前そば連合の理事長を務め、そば打ち技術の指導や越前そばの普及活動などを通し、福井の越前そば文化の振興にも取り組んでいます。国内だけでなく、アメリカ・シアトルやハワイ、フランスなどでもそば打ちを披露し、海外での越前そばのPRにも取り組んできました。

株式会社ケンスイ
福井県福井市高柳1丁目2201番地

ケンスイが運営する「鷹巣定置網」は、潮と潮がぶつかり潮流が速い福井県沖中央にあります。フクラギやハマチ、スズキのほか、鷹巣の代名詞ともいえる真鯛まで豊富な魚種を水揚げし、福井市中央卸売市場に出荷。漁場と市場が近く、朝獲れの新鮮な魚介を上場できるのが自慢です。
また、ケンスイのスローガンは「食の総合プロデュース業」。市場で仕入れる水産品を中心に、食品全般を県内外の百貨店やスーパー、飲食店に卸売販売するほか、海鮮料理のお食事処「群青」を運営しています。「群青 惣菜部」で作る魚惣菜は、北陸三県と中京地域のスーパー「アルビス」約60店で取り扱いがあり、福井のおいしい魚を県外にも届けています。

株式会社ごーる堂
福井県福井市畠中町28-6

ごーる堂を運営するドーシタ製粉は、昔から自前の臼で近所の人たちが持ってくる大豆を挽いていたことから家業につながりました。
呉汁を通して伝統食という「スローフード」の持つ価値に気付いた堂下さんは、安全で健康的な食生活を提供したいと商品を考案。「恋する呉汁 味噌フラボンぼん」のパッケージは、地元の人たちが一つ一つ心を込めた手作業で行っています。
緑に包まれた山の中で食べる豆乳ソフトも人気で、週末には店の前に行列ができるほど。「大豆はまだまだ奥深い」と、新商品の開発にも意欲的です。

小西農園
福井県福井市高屋町40-106

小西農園を営む小西家は、代々長年にわたって、肥沃で水はけのよい農地で野菜を中心に作ってきました。2010年に園主・大作さんの就農を機に白ネギを主力に舵を切り、現在は白ネギを専門に6.5haで、年間を通して白ネギを出荷しています。保水性が高い水田で栽培することに加え、冬にも湿度の高い北陸の気候も相まって、みずみずしくつややかなのが小西農園のネギの特長です。
もう一つ、作り手が若くて意欲的なのも、この農園ならでは。高校野球経験者の小西さん兄弟ら20-30歳代の仲間が、部活のように活気ある雰囲気の中で、栽培方法の改良や出荷ルートの開拓などで絶えずチャレンジを続け、福井の白ネギの可能性を追求しています。

米工房ほ・た・る((有)エッチジェイケイ)
福井県福井市野波町37-12

「米工房ほ・た・る」は福井市美山地区の農業生産組合「有限会社エイチジェイケイ」の加工部門として発足しました。
初夏には数え切れないほどのホタルが飛び交う、美しい水に恵まれた環境で収穫した米や野菜を使った、おいしい米菓を届けたい。名前には、こうした願いが込められています。販売する商品は、すべてが工房スタッフの手作り。
地元産のもち米と、たっぷりの野菜を使用した「ほたるかきもち」をはじめ、個別包装の「菜野葉」やかりんとうの「菜野枝」、野菜を使った炊き込みご飯の素「菜のmanma」など多様なニーズに対応する新製品も開発。毎日のおやつや特別なギフトとして、首都圏や関西の百貨店や高級スーパーでも好評を博しています。

越前蕎麦dining櫻庭
福井市順化1-23-3順化バレンシアビル1-A

福井随一の繁華街・片町にある「越前蕎麦dining 櫻庭」。調理、そば打ちを担当する次女・広瀬江奈美さんを中心に、経理担当の長女・梨恵さん、接客とサポートを行う三女・優里香さんの3人で営んでいます。
江奈美さんは洋食や和食店で修業後にそばうどん店に勤務。老若男女問わず愛されるそばに感激し、そば店を開くことを決意し、2019年11月に開業。生産者からは「思いを持って営んでいる、地元で人気のお店のひとつ」と高く評されています。

越前海岸志野製塩所「しの屋」
福井県福井市鮎川町133-1-1

越前海岸沿いの自然豊かな場所に建つ製塩所の隣で、土日祝のみオープンしている「しの屋」。塩づくりや米づくり、養鶏、海士など土地の資源をもとにした生業を行う志野さん、元スタイリストとしての感性を生かした畑づくりや布雑貨ブランドを展開しているエリーさん、ヤギを育てたり志野さんたちのサポートをしている鈴木さんの3人が営む商店です。
育てたり、作ったり、自然のものを採取したりと、志野さんたちの日々の営みをお披露目する場でもあり、ものの持つ背景や人の思いが届くような形で発信することで、ヒト・モノ・コトの繋がりを広げています。しの屋に関わる人々とのコラボレーションで新たな商品も生み出しています。

生商株式会社
福井県福井市大和田1丁目101

生商は創業から90年余の歴史をもち、もともとは包装資材の卸売りが生業でした。平成5年くらいからは、福井の県産品を扱うようになり、三代目となる現社長の野村明さんは、とくに自身の眼鏡に叶った美味しいものを全国に販売することに力を注いできました。
野村社長のポリシーは「美味しさで人を幸せにしたい」。そんな願いを込めて開発した黒龍吟醸豚は、社長自らが蔵元や養豚家、東京のシェフや料理研究家ほか、様々な関係者と何度も会議や試食会を重ねて誕生した、社長肝いりの商品。「ご家庭で簡単に美味しい料理にできる工夫がたくさん詰まっています。ぜひこの美味しさで幸せを感じていただければ嬉しいです」と野村社長は話します。

株式会社大三茶舗
福井県福井市高柳1丁目1701

1929年(昭和4)創業。「お茶の大三」として親しまれ、現在は、「より美味しく、より便利に、より健康に」をコンセプトに、種類豊富なお茶をお客様のニーズに合わせた形で販売しています。
昭和初期、静岡などの産地から遠く、冬は湿気が多い福井では、お茶の劣化が同業者の悩みでした。「お茶屋が集まり、風味が落ちたお茶をおいしくする方法を考えた結果、煎った大豆を入れることにしたそうです。煎り豆の作り方は店それぞれで、当社は、深煎りした大豆を砕いて入れました。それが好評で、今も続いている豆入り上番茶です」と大西社長。
お茶は、日々の暮らしに潤いと安らぎをくれます。大三の皆さんがお届けするおいしいお茶をぜひご賞味ください。

タナカ農産株式会社
福井県福井市下東郷町15-45

タナカ農産の代表取締役を務める田中 源美さんは、東郷地区で代々続く農家と織物業の家に生まれ、米作りと「かや」を製造する会社を経営しています。
米どころ東郷地区においても、昭和50年代から農家の担い手問題が浮上。住民たちの間で、「米どころ東郷を守るためには、地域全体で田んぼを守るしかない」と意見がまとまり、昭和62年に「タナカ農産グループ」が誕生。全国へ米の産直販売を開始しました。
その後、全国の有機米栽培生産者と連携して日本有機栽培協会を設立し、平成29年には日本で最初のJAS有機米の無菌化包装米飯(パックご飯)を開発。令和2年にはタナカ農産株式会社を設立し、米や餅以外にも取り扱い製品を拡大しています。

合同会社名津井農場
福井県福井市新田塚2丁目32-23

名津井さんは、米づくりと生乳の生産、人工授精師の3つの仕事に従事。現在、酪農家としては乳牛と食肉用の和牛の20頭以上を飼育しています。また、こうした牧場経営や農場経営とあわせて、平成17年からは、近隣の生産農家で栽培する新鮮な野菜や加工品、自家製ジェラートやお米の直営店の経営も行っています。
また、ジェラートをつくるのは、ファームサルート代表名津井 萬さんの長女明美さん。父親が大切に乳牛を育てて搾乳した生乳を、スタッフとともに様々なテイストで自家製造しています。

有限会社棗の里農産
福井県福井市小幡町7-5-1

「棗の里農産」は福井市中心部から越前海岸に向かう途中の、福井市棗地区にあります。始まりは会社の所在地が棗地区だったため、名前にちなんでなつめを植えたこと。
1998年に500本の苗木から始まった事業は、現在日本有数の本数を誇る農園となりました。山際の緑濃い集落にある「棗の里農産」が営む、棗の里農園では約4,000本を栽培。そのうち約90%が漢方で重用される大棗(たいそう)です。
無農薬栽培の国産なつめを丁寧に加工した主力商品「なつめエキス」「乾燥なつめ」は品切れになるほどの人気ぶり。無農薬無添加(※)の商品をより多くの健康志向の方たちに届けたいと、日々収穫量を増やすための試行錯誤を続けています。
※栽培期間中農薬不使用

291の森保全の会
福井県福井市吉山町芦炭窯

山は本来、資源が生まれる場所であり、ここからまちなかや他の地域へと「ヒト・モノ・カネ」が巡る大きな循環経済が生まれていました。291の森保全の会は、こうした里山資本主義の考え方に着目。循環型のライフサイクルを楽しみながら、エシカルな製品を生み出しています。
代表の藤井さんは、流通業界で店舗再建や商品開発などに携わってきました。そのネットワークで知り合ったメンバーには、プランナーやデザイナーなど、多くの専門家が。こうしたメンバーが商品開発に意見を出し合ったり、里山の環境を活かしたさまざまな活動(遊び)を通して、地域活性化にもトライしています。

福井県農業協同組合「丹生膳野菜」
福井県福井市風巻町27-2

「丹生膳野菜」という名前には、「越前野菜」「自然野菜」「安全野菜」「お買い物は、楽しい食事の前夜祭」という思いを込めています。JA越前丹生管内の約300の契約農家が、朝採れ野菜を出荷してくれています。店内には、日々の食卓の定番から、なかなか目にすることのない珍しい品種まで、バラエティ豊かな野菜がずらりと並びます。お目当ての食材を求め、毎日開店前から多くのお客さまが列を作っています。
フレッシュな野菜や果物のほか、越前沖で水揚げされる鮮魚が評判です。春は生タケノコ、夏はスイートコーン、新米の季節は福井県産のコシヒカリやアキサカリが大人気。地元食材で作る弁当や総菜、こだわりの加工品も取り扱っています。

株式会社農園たや
福井県福井市高屋町42-87-2

今の代表で7代目。福井市北西部の九頭竜川のほとりで、代々野菜を作り続けています。
ハウス42棟と2.7haの路地の農地で、ベビーリーフやズッキーニ、セロリなど約50品目の野菜を生産。一般の消費者向けに福井県内のスーパーなどに出荷するだけでなく、個性的で味の強い野菜は、レストランなどで腕を振るうプロの料理人からも広く支持をいただき、全国の消費者に向けての「お野菜おまかせ便」も好評を得ています。
また長年にわたってインドネシアからの技能実習生を受け入れ、帰国後の活躍を支援するためのプロジェクトを進めており、外国人技能実習生制度の可能性を示す実践例として注目を集めています。

福井県漁業協同組合連合会(本所)
福井県福井市大手2丁目8番10号

福井県漁業協同組合連合会(ふくいぎょれん)は、冷蔵倉庫の貸し出し業務のほか、「ふくいサーモン」の飼育や県内水産物の加工を行なっています。また漁業・養殖業に就業したい方への研修・実習を行う「ふくい水産カレッジ」や、漁業の基礎技術や知識の習得サポートを行い、福井の漁業就業者の育成に力を入れています。
「ふくいサーモン」を通じて福井の漁業の活性化や次世代の担い手を増やしていくことを目的に、今後も県内はもちろん、都市圏に向けても安定した供給ができるよう、生産量を増やすべく、よりシステム化された供給体制の整備を進めています。

美山しめじ
福井県福井市間戸町16-7

東藤さんがつくるヒラタケの炊き込みご飯が、とても美味しいと評判だったことから、商品化がスタート。美山の隣の大野市で製造されている醤油や、福井市内の油揚など、ヒラタケ以外の素材にもこだわり、試作を重ねた末に商品が完成しました。
現在は、代表の寛治さんと妻の美智子さん、そして二代目となる慎治さんの家族3人で、栽培から商品づくりに携わっています。美山の自然と水と空気と、東藤さん家族が手塩にかけてつくり出した自慢の味をぜひお楽しみください。

美山町森林組合
福井県福井市境寺町10-18-1

森林の造成や管理・育成、間伐・枝打ちの普及・推進活動のほか、ログハウスの設計施工や木材の各種加工など、美山の森林にまつわる幅広い事業に取り組む美山町森林組合。
「木々は間伐することで強く根を張り、幹が太くなります。余分な枝を打てば木は上へ上へと伸びていきます。健やかで良質な木材を育てるには、人がきちんと手をかけて守っていくことが大切です。時間も手間もかかりますが、これこそが美山の宝を次世代へ受け継ぐ方法なんです」。そう話すのは加工建築部長で、加工場長を務める伊内是成さん。ライフスタイルが変化する中、森林組合地元産木材を使った製品の開発や、中高生の職場体験の受け入れにも積極的。今日も、実直な一歩を進めています。

山の恵み守杉本
福井県福井市足谷町2-20

福井市西部にある国見岳近くの山あいの村で、森林の管理、養蚕、シイタケ栽培、炭焼き、野菜・米づくりなど、土地の環境を生かした生業を複合的に行っています。村に住んでいるのは杉本さん夫婦の一世帯のみ。ほぼ自給自足の暮らしの中、森林資源を循環させて豊かな自然を守っていくことを目指しています。また、山を守り繋いでいくためには、まず山に目を向けてもらうことが大切と考え、子どもたちを中心に養蚕の見学や山での自然体験をしてもらう機会も提供しています。
これまでの活動が評価され、2021年度には、林業の経営改善や発展に貢献している個人・団体を表彰する「全国林業経営推奨行事」で、最高の農林水産大臣賞を受賞しました。

横井チョコレート株式会社
福井県福井市高柳1丁目2101番地

横井チョコレートの母体となったのは、創業75年の菓子問屋「横井商店」。横井孝治社長が約10年前、長年の夢である菓子製造に乗り出すにあたり、商品として選んだのがチョコレートでした。
「余分な添加物を使用せず、小規模だからこそできる高品質な商品を」と、自社倉庫の一角にチョコレート工場をオープン。素材には厳選したクーベルチュールチョコレートを使用することにこだわり、理想のチョコレートを追求しています。2016年にはチョコレート部門が「横井チョコレート」として独立。その品質への評価は高く、首都圏や関西圏の高級スーパーでも取り扱われ「よいもの、こだわりのあるものを食べたい」という消費者を中心にファンを増やしています。

ワトム農園
福井県福井市二の宮3-4-32

ワトム農園のスタートは2008年。創業者の佐々木さんは化学メーカー、品川さんは商工会議所出身で、農業の経験はなく異業種から飛び込みました。当初から他の農家との差別化を考え、「誰も作っていない作物を作りたい」と就農。現在、「まほうのトマト」をはじめトマトだけでも約30種類。そのほかイタリア野菜、近年特に需要が高いエディブルフラワー(食べられる花)やマイクロリーフなど約160種類を栽培。ミシュラン掲載レストランや料理研究家からのリクエストに応えているうちにどんどん増えていきました。18年からは待望の若手社員が入社。
福井県認定エコファーマーに認定されるほか、国連が定める“2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標”であるSDGsに基づき、様々な取り組みを行っています。

福井市漁業協同組合
福井県漁業協同組合連合会(越前町)

福井県漁業協同組合連合会(ふくいぎょれん)は、冷蔵倉庫の貸し出し業務のほか、「ふくいサーモン」の飼育や県内水産物の加工を行なっています。また漁業・養殖業に就業したい方への研修・実習を行う「ふくい水産カレッジ」や、漁業の基礎技術や知識の習得サポートを行い、福井の漁業就業者の育成に力を入れています。
「ふくいサーモン」を通じて福井の漁業の活性化や次世代の担い手を増やしていくことを目的に、今後も県内はもちろん、都市圏に向けても安定した供給ができるよう、生産量を増やすべく、よりシステム化された供給体制の整備を進めています。

株式会社越前水産(本社)
福井市茱崎町38-11-2

越前がになどの新鮮な魚介類、鯖のへしこ、干物等、海産物の加工、卸、販売。米飯類(焼き鯖寿しや各種寿し類)の製造、卸、販売を行う「株式会社 越前水産」。本社があるのは、こしの海水浴場のすぐ近く福井市越廼地区。越前がにをはじめ、目の前の越前海岸で水揚げされた最高級の魚介類や、徹底した衛生管理のもとで経験豊富なスタッフの手によって生まれた加工品を全国に届けています。
また、福井の旬の味を県内外の方に最もおいしい形で食べてもらえるように、福井駅前に日本料理店「らでん」を開店。さらに、旬の鮮魚がメインの惣菜屋「toto base(トトベース)」ではお弁当や総菜を販売し、地元の方に喜ばれています。