原材料を吟味し、きれいな米のうまみを凝縮。純米酒にこだわる吉田金右衛門商店

STORY

法律により20歳未満の方の酒類の購入や飲酒は禁止されています。20歳未満の方に酒類を販売することはできません。

吉田金右衛門商店の酒造り

創業は1871（明治4）年。福井の水・米・人にこだわる酒造りを続けてきた吉田金右衛門商店は、福井市街地の北西に位置する川西地区にあります。10代目の吉田和正さんは、2001年に仕込む全ての酒を「純米酒」に移行することを決意しました。

原材料の吟味はもちろん、醪（もろみ）をコンパクトな量で仕込み、工程の隅々まで目を届かせています。酒造りの基本に忠実に、そこに感性というエッセンスを加えて生み出される代表銘柄の「雲乃井」は、「米のきれいなうまみを軽やかに味わえる」と評判を呼んでいます。

私がふくいさんです！

吉田金右衛門商店　吉田和正さん

こだわりエッセンス

その①｜地元の水、米、人でつくる「地米酒」（じまいしゅ）

「米のうまみ」を大切に、酒造りを行う吉田金右衛門商店。原料米として使用するのは、地元福井で育まれた「五百万石」と「華越前」。玄米で仕入れ、割れた米を1つずつ取り除くなどの選別を経て、「磨き」と呼ばれる精米まで行っています。

「自社精米は手間がかかりますが、酒造りは何より原料米の吟味が大事なので」と、吉田さんは笑います。仕込みの要である水も、地下120ｍから汲み上げた井戸水を使っています。「調べたところ、何層にも重なった岩盤で約90年かけてろ過された水だそうです。地元の清らかな水と米、そして地元の人の手でつくる“地米酒”こそ、地酒の原点。その思いを大切に、酒造りに取り組んでいます」。

その②｜コンパクトに仕込み、隅々まで感性を研ぎ澄ませる

吉田金右衛門商店では現在、3名の蔵人が酒造りに携わっています。一度に仕込む醪（もろみ）の量は500～600kgほど。これは一般的に見ると少ない量だそう。一度に大量に仕込むと効率は良いのですが、「小さな仕込みは醪の隅々にまで目が届き、状態を把握しやすい」と言います。純米酒は、アルコールを添加してつくる吟醸酒に比べて、度数や酸味のバランスをとるのが難しい酒。少しずつ仕込むことで、温度や酸などの微妙な変化に気づいて、調整しやすくなります。理想の味わいを引き出すこだわりの一つです。

その③｜目指すは「真の食中酒」

吉田さんに今後取り組みたいことを伺うと、「真の食中酒づくり」という言葉が返ってきました。「私は、酒には2種類あると思っています。一つは、お酒を楽しむための酒。もう一つは、食事を楽しむための酒です。今は、お酒を楽しむための酒が人気ですね。そのまま飲んでおいしく、バランスもとれている。でも私は、もっとアルコール度数が低くて、食事を楽しめる酒を造りたくて。料理を楽しみ、会話を楽しみ、水分補給にもなる酒で、もっと多くの人に食事とお酒を楽しんでもらいたいと思っています」。

荷姿イメージ

商品発送の目安は、商品注文後、3～4営業日となります。

※商品を化粧箱に入れてお届けします。

商品情報

〈雲乃井　さかほまれ磨き50〉

◆品目：清酒
◆原材料名：米（福井県産）、米麹（福井県産米）
◆原料米：さかほまれ100％使用
◆精米歩合：50％
◆アルコール分：16度
◆内容量：720ml
◆保存方法：開栓後は冷蔵庫にて保管