世界から認められる美酒　美川酒造場の個性の源

STORY

法律により20歳未満の方の酒類の購入や飲酒は禁止されています。20歳未満の方に酒類を販売することはできません。

美川酒造場の酒造り

1887（明治20）年創業。福井市の東部、足羽川のほど近くに蔵を構える美川酒造場の酒は、「濃淳かつ旨口」と評されます。代表銘柄は「舞美人」。蔵元6代目であり、杜氏の美川欽哉さんは、「食中酒としておいしい日本酒」を目指して、伝統の味と造りをかたくなに守り続けています。こだわりの一つが、‟オール福井“。福井産の酒米に井戸水、蔵に息づく天然酵母、福井県オリジナル酵母で醸す酒は、「肉などの料理にも合わせやすい」と、首都圏をはじめイタリアなど海外でも高い評価を受けています。

和釜や木槽など、代々受け継がれた道具を使い、時間と手間を惜しまずに。丁寧な手仕事の一つ一つに、「美川酒造場らしさ」が宿ります。

私がふくいさんです！

美川酒造場　美川　欽哉さん

こだわりエッセンス

その①｜福井の恵みで個性を醸す

“福井産”にこだわった酒造りが信条の美川酒造場。農業を生業としていた先祖から譲り受けた田んぼで、酒米の「山田錦」「五百万石」を育て、敷地内で汲み上げる井戸水を仕込み水として使っています。代表銘柄「舞美人」の濃淳・旨口・酸味のある味わいには、骨太な麹作りが重要です。「麹を多く使うこと、また日本酒のベースとなる液体‟酒母“をつくる工程に時間をかけてあげることで、味に幅が生まれます」と美川さんは話します。「うちの蔵には、乳酸系の酵母がすみついています。酸味のある白ワインのような、味わい深い日本酒に仕上がるのは、この天然酵母のおかげ。この蔵でしか造れない酒の個性を大事にしています」。

その②｜もろみは生き物。時間と手間を惜しまない

昭和24年製の土壁の蔵には、酒米を蒸す「和釜（わがま）」が鎮座しています。釜に水を入れて下から火をおこし、グラグラと煮立たせること1時間超。蒸気が出たら、40分以上かけて酒米を蒸していきます。「時間をかけて蒸すことで、酒米の蒸し上がりが良いんですよ」と美川さん。発酵が済んだ醪（もろみ）を搾る工程も、桜の木でできた「木槽（きぶね）」を使います。袋にもろみを詰めて木槽に並べ、上から圧をかけて酒と酒粕に分ける昔ながらの作業は、搾り切るまで3日を要するそう。「醪は生き物です。できるだけ醪にストレスをかけないことで、雑味のない酒に仕上がります」。

その③｜自分の「手」を信じる

美川酒造場を訪れたのは2月の上旬。蔵の中の温度計は、3℃を指していました。蒸し上がったばかりの酒米を広げて43℃に冷ます工程は、2人がかりで素早く手作業で行います。米の温度を測るのは、美川さんの‟手”。「私の手で触って、あったかいなと思える温度が大体43℃です。その日の気温によって、冷めるまでにかかる時間は変わるため、経験が頼りですね」。大学を卒業後に帰福した美川さんは、杜氏と一緒に寝泊まりしながら、酒造りを学びました。「手の作業、手の技術は、経験することでしか覚えられません。うちの酒蔵は、酒の仕込みを冬しか行わないので、身につけるのに必死でしたね」。経験の一つ一つが体に染み込み、個性ある味わいを作り出しています。

荷姿イメージ

商品発送の目安は、商品注文後、3～4営業日となります。

※商品を段ボールに入れてお届けします。

商品情報

〈舞美人 生酛純米 無濾過生原酒〉
◆品目：日本酒
◆原材料名：米（国産）、米麹（国産米）
◆精米歩合：60％
◆アルコール分：17度以上18度未満
◆酸度：2.8
◆日本酒度：-3.0
◆内容量：720ml
◆保存方法：要冷蔵
◆配送形態：クール便

〈舞美人 山廃純米吟醸　無濾過生原酒〉
◆品目：日本酒
◆原材料名：米（国産）、米麹（国産米）
◆使用米：福井県産五百万石100％使用（自社田栽培）
◆精米歩合：50％
◆アルコール分：17度以上18度未満
◆内容量：720ml
◆保存方法：要冷蔵
◆配送形態：クール便

〈舞美人 2018年醸造　純米吟醸古酒〉
◆品目：日本酒
◆原材料名：米（国産）、米麹（国産米）
◆使用米：福井県産コシヒカリ100％使用
◆精米歩合：50％
◆アルコール分：17度以上18度未満
◆内容量：720ml
◆保存方法：要冷蔵
◆配送形態：クール便